そして、引越し3日前。
片付けでバタバタの最中やはり私達は、ほぼ毎日会い続けていました。
会う時間を最優先して引越し作業をしていました。
3ヶ月間、とんでもなく濃密な時間を過ごしました。
忙しいからこそ、少しでも会うために時間をやりくりしてきました。
気付けば私達はまだ出会って3ヶ月だというのに、20年くらい連れ添った夫婦みたいに馴染んでいました。
会話がなくても気持ちが安らぐ。
離れられない間柄になっていました。
ツインレイは「魂の伴侶」と言われるけど。
本当に、そんなふうに感じます。
こんなに自分を丸ごと受け容れて大切に思ってくれる人は初めてで、こんな人が同じ地球に存在しているなんて思ってもいませんでした。
もうすぐ離れ離れ。
これからは簡単には会えなくなってしまう。
抱き合いながら、気が緩むと涙が溢れてしまいます。
その日は2人とも泣きながらセックスしました。
私達はまず体から始まりました。
ふしだらな出会いだと、だらしない関係だと、周りから見たらそうなんだろうけど。
もし日々の生活の中で出会っていたら、こんなに肌が合う事には気付けなかったかもしれない。
すれ違っていたかもしれない。
もしくは気付くまで、すごく時間が掛かったと思う。
知り合って3ヶ月でここまで近くなる事はなかっただろうし、時間を無為に過ごしていた事でしょう。
体に触れる事ができて、お互いが今までの相手とは違うとすぐに理解できた。
この条件でベストな出会い方をしたのだと思います。
そう考えると偶然ではなく、仕組まれた出会いのように感じてしまうのです。
あまり物事をこじつけて考えるのは好きではないけれど。
私達、よく出会えたね。
よくお互いを見つけられたね。
離れる事が不安という気持ちは全くなくて、肌の一部みたいに馴染んだ彼と会えなくなるのが、ただただ寂しい。
体の一部を切り取られるように、胸がちぎれそうになる。
今、会いたかったらすぐに会えるし、手を伸ばせば触れられる。
当たり前だった事が、もう出来なくなってしまう事が信じられません。
実感が湧かない。