帰りの機内にて

アオ

最終日、宿泊先をチェックアウトした後で地元の友達と会い彼の事と夫との事を詳しく話しました。

彼女には引っ越す前に、恋人ができたと打ち明けていて、彼に会わせるタイミングはあったものの「私はいいや」と断られていたので否定的に感じているのかな…と思っていました。

それが今回は別れ際、笑顔で挨拶してくれたので私はとても嬉しかったです。

仲を認めてもらえたように感じて。

友人達に感謝です。
みんな私達のことを応援してくれて、一緒にいる時間を邪魔しないように配慮してくれました。
友人達と時間を過ごせた事も本当に嬉しかったです。

彼に空港まで送ってもらいました。
車の中で、ああ、私の帰る場所は場所がどことかではなくて彼なんだな、と感じました。
彼が、私の帰る場所。
それが今回よくわかりました。

助手席で手を繋ぎながら、不意に別れを感じ涙が溢れる瞬間があります。

時間がなかったものだから、空港では別れを惜しむ間もなく搭乗口に急ぎました。

あっさりとした別れでした。
機内で離陸する時、涙が止まりませんでした。
ロマンチストな彼だから、もしかしたら私の乗る飛行機が見えなくなるまで近くにいるのかもしれない、車の中で号泣しているのかもしれない……と想像したら、切なくて胸がいっぱいになりました。

これからまた、いつもの生活が始まります。
また彼はスマホの中の小さいおじさんになってしまう。

あ〜〜あ…という思い。

だけど今回の再会で、前よりさらに近付いた感覚があります。
ついにもう離れられなくなったのがわかる。

距離は関係ない。
いつも近くにいるのを感じるし、いつもお互いの存在を感じながら生活しています。
それが当然になっています。

会いたかったら会えた4日間はとても贅沢で幸せな時間でした。
しっかりお互いを確かめ感じる事ができました。

途中、また離れ離れになるのが恐くて気持ちが崩れた事もあったけど、彼がしっかり支えてくれました。
強固な絆を感じる事ができました。

引っ越してから再会までが長過ぎて、実際に本当に会えるのか不信に思ってました。
(↑会えない訳がないんだけど、何だか2次元と3次元みたいに別世界の住人みたいに感じていた)

ちゃんと会える事が分かって安心しました。

また必ず会いに行きます。

家は人が住まなくなると荒んでいくように、私も彼も会わないでい続けたら荒んでしまう。

私が私であるために、会いに行きます。

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