彼に会えるまで、あと2週間チョイ…どうやら、毎回そのあたりで限界が来て気持ちが崩れるようです。
2週間くらいになると、そこから時間の経過が物凄くゆっくりに感じられるのです。
時間が全然経たない。
ずっと「あと2週間」をうろうろ…。
3回目の今回はひどく崩れました。
一昨日の晩、風邪で学校を休んだ娘からうつったのか、たまたまか私も微熱でふらふらしながら夕飯の支度をしていました。
そしたら激務の1週間を過ごした彼から、奥さんがダウンして自分が家事一切やってるってLINEが。
ぶん殴られたような気持ちでした。
彼に優しくしてもらえる奥さんが羨ましくて。
私は何でもいつでも一人でやらなきゃいけなくて。
夫は仕事第一で、彼みたいに思いやりがないから。
嫉妬です。
強い嫉妬でした。
強烈にやられました。
嫉妬に狂う、とはよく言ったもんです。
彼は家庭を大事にしているから、きっと私が望む未来と彼の望む未来は同じじゃない。
そんな二人が明るい未来を願ったって叶うわけがない。
全ての捉え方がネガティブに向かいました。
ほんの少し前まで「在りたい未来を引き寄せたい」なんつってキラキラしたことを書いていたのに一気に奈落の底です。
この2ヶ月に一度、私が会いに行く形が、この先ずっと何年も10年も20年も続くのかもしれない。
彼は生活を変えず、私が来るのを受け入れるだけで。
家庭を優先させて、私とは隙間時間にこそこそ会って。
そのたった数時間のために飛行機に乗って一人で宿泊して。
何だか自分がバカみたいで虚しくなってしまって。
嫉妬のバロメーターが振り切ったのか突然、無気力になりました。
横になったまま動けず、浅い呼吸をするので精一杯。
そういえばヨガで「死体のポーズ」ってこんなんだったなーなどと思いながら、もう嫌だなー、このまま死にたいなー、と思いました。
全てが滞ってうまく行かず、やりたいこともできていない。
自分は世界に必要とされていない。
八方塞がりで抜け道なし。
生ける屍。
脱水状態ならぬ脱心状態。
もぬけの殻の、抜け殻です。
翌日も朝からそんな感じで夕方のバイトまで、ぼーーーっと横になっていました。
夫は自分の手に負えない私とは関わらないので、見て見ぬ振りで子供の相手をしていました。
空元気でバイトして家に帰って寝て。
今までのことをなかった事にしよう。
遠く離れているし、連絡を断てばいいだけ。
終わりにしようと思った時点でいつでも終わりにできるんだから。
そもそもどうしてわざわざ、遠くて会えない世帯持ちの面倒臭い人と付き合わなければいけないのか❓
もっと素敵な人はたくさんいるし、近場に恋人を見つければいいじゃないか。
どうして彼じゃないとダメなのか意味がわからない訳が分からない。
彼は私がそんな状態だと知ってか知らずか、いつもとは少しトーンが落ちてはいましたが何も触れず。
そんな態度にもムカムカするし。
もう疲れた、もはや彼を好きなのかどうかも分からない。
ツインレイとかどうでもいいし何でもいい。
全部気のせいで思い込み。
もう全部やめたい。
気力が抜け落ちて起き上がれないから早朝からソファに横になり、うつらうつら寝たり覚めたりを繰り返していました。
とにかく気力が戻らないと普通の生活すら出来ない。
だけど気力の取り戻し方がわからない。
夢を見ました。
彼の夢でした。
古いホールか何かの休憩用のソファの一角でじゃれあってました。
薄いピンクのTシャツを着た彼を撫でていました。
物凄く幸せでした。
時間にしたらほんの数分です。
目が覚めたら、体を起こせるようになっていて、動けるようになって放置していた家事に取り掛かっていました。
体が軽くなってちょっと元気になっていました。
声に張りが戻っていました。
今まで呼吸に色をつけたような声を出していたのに。
顕在意識では抵抗していたけど、潜在意識の夢の中では無抵抗だったから、素直な反応ができたのでしょう。
ただ一緒にいたくて触れ合いたかっただけなのです。
彼のことが大好きなのです。
目が覚めて、なんだ、自分は拗ねて意地になっていたのか、とすんなり受け入れられるようになっていました。
そう思えるくらいに気力が戻っていました。
どうしてか分からないけど、彼じゃないとダメで、逃げ道がないということもわかりました。
会いた過ぎて好き過ぎる気持ちが嫉妬でこじれました。
未来への不安で頭がいっぱいになって「今」を放り出していた事にも気づきました。
いつだって「今」しかない、「今」の延長が未来、なんて知ったようなことを言っていたのに。
頭でしか分かってなかった。
簡単に不安に囚われて気持ちが今にいなかった。
彼が夢に出てきたのは初めてです。
夢で会えればいいのに、と何度思っても出てきた事は一度もありませんでした。
不思議なくらいにありませんでした。
夢で数分触れただけで、こんなに元気になるなんて。
実際に触れたら完全復活するに違いありません。
彼にいつものようにLINEを返せるようになって嬉しかったです。
意地を張ったり拗ねたりは疲れます。
抵抗したら自分が疲れる。
彼にだけは何でも話せて甘えられる、そんな私が私は好きです。
そしてどんなに私がネガティブになろうとも「そんなところも込みで大好きだから大丈夫」と辛抱強く伝え続けてくれる彼は、一体何の神様なんだろう…と、今日も驚愕に震えるのでした。