元々「スピリチュアル」という言葉に偏見があった。
なんだか怪しいし訳の分からない理論がありそうで敬遠していたし、好きとか嫌い以前に、取り込まれると嫌だから中身を知ろうとも思わなかった。
彼女からツインレイという言葉を聞いて即、検索した。
「いわゆるスピリチュアル系の話だな」と直感した。
出会った頃から尋常じゃない同一性を感じ、何かしら摩訶不思議な現象なんだろうと思ってはいたが、いきなりの初耳ワードに面食らった。
とはいえ、自分達の関係性が特殊なのは明らかだ。
その理由を知るために恐る恐る学びを進め、自分のスピリチュアル化は幕を開けた。
2人が出会ってちょうど1ヶ月。
彼女にツインレイが現れると予言したライトワーカーさんのオンラインセミナーに誘われた。
そこで彼女は自分達の関係を講師に質問すると言うのだ。
かなりぶっ飛んだセミナーだと聞いていたので果たして自分に受け入れられるだろうか、と身構えながら聞いていた。
すると、どうしたことか。
何の違和感も感じないのだ。
自分にとってはごくごく真っ当な話としか思えなかった。
え?これがスピリチュアル?と拍子抜けするほどだった。
話のテーマは「内なる神聖な魂」。自らの魂は全ての答えを知っている。
魂は輪廻転生を繰り返し、肉体を通して学ぶ旅を続けているが、その記憶は転生ごとに失われる。
自らの魂と繋がることで、過去生の全ての記憶が蘇り、内なる疑問はおのずと解決する…という話だった。
自分は10年くらい前に「もし自分が神様だとしたら」と真剣に考えた事があった。
自分の醜い自尊心と向き合うために必要な工程だった。
もし自分が神なら何でも思い通りになる。
しかし初めから全てが思い通りになるなら、何も面白くないのではないか?
だからわざわざ自分で自分に制限をかけて、この世を作り出しているのに違いないと。
起こりうる全ての事は、自分で仕込んだイベントなのだと。
そんな答えを導き出していた。
元々、自分はライトワーカーさんと似たような考えを持っていたのだ。
実体を知りもせず偏見でスピリチュアルを毛嫌いしていただけなのだ。
スピリチュアル=精神性の高さ、なのだ。
そう腑に落ちてから、一切の抵抗が無くなった。
ツインレイという言葉と出会いスピリチュアルの扉を開けたら、すでに自分は中に居たという、なんだかヘンテコなオチなのだが。。。
変化というより「覚醒」の方がしっくりするかもしれない。
そんな訳で、自分のスピリチュアル化は猛スピードで進んでいる真最中である。