初対面の待ち合わせは喫茶店。
「私も若く見られる」と自称する彼女だけに、確かに若々しく見えた。
LINEで散々話してたので、馴染むのに時間は掛からなかった。
これまで聞いてなかったプライベートな部分の話しをしながら、段々実像が定まっていく。
ふとした瞬間、彼女の手が見えた。
その時、衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えている。
手が光ってる?というか、輝いてる?というか、オーラが出ている?というか・・・。とにかく、吸い込まれそうな感覚があった。
なんで?と聞くわけにもいかないので、その場では触れなかったが、その手の印象がとにかく衝撃的だった。
喫茶店を出る前に、その手を少しだけ握らせてもらった。
感触はしっとりとしてて、スマートで洗練された手の形だった。
そして、思った通り、何かしらのエネルギーが出ているのを、しっかり感じ取っていた。
彼女とホテルに移動した。
先ずソファに座って手を握り合う。
喫茶店で感じた何倍ものエネルギーを感じていた。
しばらくして、お互いシャワーで身体を流して、ベッドに入った。
自分がいつも通りなら、直ぐに前戯に入るのだけど、彼女と裸で抱き合うのがもの凄く心地よい。。。なんだ?これは?
気持ちよくて、ただただ抱き合っていた。
少しづつ感じる場所を探しながら、進んでいく。とても感じやすかった。
丁寧に感じる部分を愛撫して、正常位で繋がった。
・・・驚くほど締まる。
あ〜、これか。。。
彼女が満足出来るセックスが出来なかった原因が分かった。
彼女のアソコは気持ち良い。
故に男は直ぐに射精してしまう。。。
女性の性感を分析してしまうのは、いつものクセだ。
体位を変え対面座位になり、抱き合いながら激しくキスをしていた。
すると・・・。
最初に抱き合った時の気持ちよさが、また湧いてきた。
ボワ〜っと包み込まれるような感覚と、なんとも言えない肌の馴染み。身体の奥の方から熱が出る感じ。。。
挿入しているはずなのに、なんと!抱き合う気持ち良さが勝っている。
その感じは、生まれて初めての体験だった。
いつの間にか互いに身体を緩やかに揺らしていた。まるでゆりかごで寝かされているような感覚だった。
その気持ち良さに身を任せていると、いつの間にか勃起していたペニスは萎んでいた。これが中折ではないのは明白だった。単純に抱き合う気持ち良さが、性的快感を超えていたのだ。
ふと時間を確認すると。
!!もうこんな時間!!
体感の時間と30分以上は違っていた。
慌てて帰り支度を始め、バタバタと慌ただしくホテルを出た。
抱き合っている時のあの気持ち良さは、何なんだろう?とお互いに不思議だったので、近いうちにまた会おうと約束をして別れた。