再会のテーマをセックスとしていたのは、以前の投稿でも書いた通りだ。
2人ともOshoの本に感化され、瞑想的なセックスにチャレンジしてみようと意気込んでいた。
やり方は、第3の目(第6チャクラ)に意識を集中させつつ、ひたすら抱き合うという内容。
やることはとてもシンプルだ。
僕らは初めてのセックスで瞑想的なセックスを自然に体感していた。
何も考えず、ひたすら抱き合う気持良さに酔いしれていただけだった。
それを思い出しながら、実際にやってみた。
対面座位で抱き合い、第3の目に意識を集中させていく。。。
しばらくすると回しているお互いの手が、知らず知らずに快感ポイントを刺激していた。
どうすれば喜ぶかをお互いが本能的に覚えているらしい。
すると意識は直ぐにそこにフォーカスしてしまう。
結論からいえば、瞑想的なセックスによる快感は得られなかった。
僕もアオも煩悩が多いようだ。
ついつい相手を悦ばせようとしてしまい、第3の目の集中を切らしていた。
とはいえ普通のセックスも最高に気持ち良いのを2人とも分かっているし、本能レベルでも知っているのだろう。ついついそっちに流されてしまうのを繰り返していた。
2人で難しいね〜と声を合わせ笑っていた。
おそらく僕らが最初にできたのは、お互いを知らず、気持良さに対しても無欲だったから瞑想的な状態までいったのであろう。
瞑想的なセックスで満足いく結果は得られなかったものの、やっぱり2人のセックスは格別であるには違いない。意識的に瞑想的なセックスを楽しむには、それなりの訓練というか練習が必要なんだろう。
それ以外にも様々な気づきが得られた。
挿入しているとき、局部の感覚には境界が全くない。
抱き合っているときにも境界が薄く感じることはあったが、それとは比較にならないほど明らかに境界がない。完全に混じり合っている感覚だった。
2人の違和感のなさは、こういうところから生まれているのかも知れない。
僕とアオの肌質はとてもよく似ていることにも気がついた。
実際、背中が痒いと思って爪を立てて搔きそうになって、あ!アオの背中だった!と慌てて手を止めることがあった。
それをアオに説明し、2人して再度確かめてみると、これがそっくりなのである。
触感が似ている。皮膚のきめや潤い具合が近いのだろう。間違えるのも無理もないと2人して笑っていた。同体のような感じがする理由はこれなんだなと思った。
細かなところだけど、こういうことの積み重ねで相性みたいなものは決まるのだろう。
結果的にやっぱり欲望には勝てなかったが、諦めたわけではない。また練習して瞑想的なセックスを楽しめるようになりたい。