東京時代

サク

20代〜40代は東京に住んでた。
30歳のころ付き合った女性が風俗やってて、この経験が自分の性に対する考え方を大きく変えていったのは間違いない。

まだ携帯全盛の頃、やっとiモードなどでネット接続ができ始めた頃だった。風俗店は競って店舗の宣伝をネットで始めてだ。

彼女からこんなお願いがあった。

「縄で縛ってる写真をサイトに載せたい」と。。。

どうやら客引きに使いたいらしい。

全く未経験だったけど、やれば出来るの精神で色々調べてやってみた。

すると。。。なんとすぐに店のナンバーワンになってしまった。

休みの度に、違う縛り方を勉強しながら試していった。

そうこうするうちに、風俗友達から「私にもやって欲しい」とお願いされるようになった。

すると、その友達も成績がグンと上がった。

それから芋づる式に友達から声が掛かった。

お礼に。。。と身体を許す人がほとんどで、撮影する度にそれが慣例になっていった。

セックスの機会が、性欲を上回ってしまう。こうなるとそれまで抱いていた性の世界は激変する。

欲望より、いかにその時間を楽しくするかにフォーカスが変わった。

楽しくするには、自分の満足よりも女性の満足を大事にした方が、総合的に得をするということを知った。

そこから自分のセックスへの探求が始まった。

その後も色々な経験をしたが、それら全てを書くことは出来ない。ギリギリの所も通ってきたとだけお伝えしておく。

そういう生活だったためか、中イキとかポルチオとかをすっかり理解し、女性が繰り返しオーガズムするテクニックを身につけていった。

口コミだけだったが、その知識を男性に教えたり、性に悩む女性に体感させたりする活動が自然に始まり、更に色んな性と向き合うことになっていった。

教えたり伝えたりするなら、確かなことでなければならないと思い、そこから更に深く性を学んでいった。

深く学ぶほどに、現在の性が間違っていること、制度や法律の問題点が山積していること、常識が間違っていることなど、セックスの問題は社会全てに関わっていることに気付かされた。

仕事が忙しくなり、活動する間も無くなっていったものの、そうした問題点は自分の中では常に存在していた。

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