会って次の日、また朝からLINEしていた。どれだけ話をしても足りる感じがしない。
その最中、午後の予定の話になった。ダメ元で空いてるなら会いたいと誘ったら、即答で快諾してくれた。
会って直ぐにホテルに向かった。
行って良い?など聞いてもいないけど、当たり前のように思えたからだ。
前日の時間の狂いで、セックス自体も中途半端なままだったから、彼女もモヤモヤしていたのも何となくわかっていた。
それより、抱き合うことの気持ちよさにお互い衝撃を受けていたから、それをまた確かめたいという気持ちが強かった。
ホテルに入ると、隣同士にソファに腰かけ、身体を寄せ合い身体に手を回し合う。
そうすると不思議なことに、直ぐに呼吸が変わるのだ。
ゆっくりと、深い呼吸。
瞑想でも始めそうなほど緩やかな呼吸に、自然と変わってしまう。
彼女は呼吸がしやすくなると言う。
そもそも昨年まで、喘息の持病で苦しんでいた彼女は、人一倍呼吸への気づきが早かった。
前日、ベッドで抱き合うのに夢中になってしまい、彼女も自分も果ててはいなかったので、少し早めにシャワーを浴びた。
昨日の続きと言わんばかりに、裸で抱き合うと、また快感が押し寄せる。
ここで時間を使いすぎると昨日の二の舞になるので、少し早めに意図的に進めた。
この日、ホテルを後にする3時間で3度も射精してしまった。
普通ではありえない。。。
彼女も驚いたが、自分が何より驚いた。
20歳そこらでもないのに。。。
明らかにこれまでのセックスとはなにか違うと感じていた。
それからも毎日会い続けた。
次に会う約束すらせず、今日はどうする?と聞いて、10分でも時間があれば会った。
3ヶ月先に彼女がいなくなるのは分かっている。出来るだけ会おうと決めて、お互いに毎日時間を懸命に作った。
そうさせるのは、互いに感じ合う一体感があったからだ。
様々な価値観が同程度で一致。
違いがあっても全く気にならない。
手を繋ぐだけで一体感が湧き出る。
抱き合うと溶け合い、彼女との境界線が分からなくなる。
セックスすればどんどん元気になる。
全てが一致していた感覚だった。
パズルの最後のピースがハマる感じ。
歯車がピッタリ噛み合う感じ。
完全に均整のとれたやじろべえのように。
しかもこれらの感覚を、お互いが同じように感じているのだ。
ずっと
何だろう?
何でだろう?
どうしてだろう?
理解出来ないものの、確実な体感があるこの現象を、2人で不思議がっていた。
そんな時、彼女から質問された。
ツインレイって知ってる?
ツインソウルとかソウルメイトは聞いた事があったが、ツインレイは知らなかった。
すぐ検索して調べた。
魂の片割れと書かれた後に、自分達が感じていたような現象に似たことがたくさん書かれている。。。
えっ?まさか?
そうなのか?
直ぐにツインレイかも知れないと思った。